エンジニア経験0からの急成長。「最優秀エンジニアアワード」の栄誉に輝くまで

こんにちは。ISAOの新人PR担当、原田です。

ISAOに入社して早2ヶ月半経ちますが、私が社内のNEWSを配信する仕事で初めて携わったものが「トレンドマイクロ パートナーエンジニアアワード 最優秀賞」受賞に関するものでした。

正直、私はエンジニア界隈のことについてはほぼ無知に近いのですが、このタイトルを聞いたとき「ISAOにはすごいエンジニアがいるんだなぁ。お話聞きたいなぁ」と純粋に興味が湧きました。

しかも噂に聞くと、元々エンジニアではなかったとか。

エンジニアじゃなかった人が、エンジニアの最優秀賞受賞できるってどういうこと?とさらに興味が湧きおこりました。

 

と、いうことで今回はISAOのセキュリティプロジェクトリーダー西郡さんにインタビューしました!

エンジニア経験0から最優秀賞アワード受賞までのヒストリー

トレンドマイクロ パートナーエンジニアアワード 授賞式にて

原田:西郡さん、改めまして「トレンドマイクロ パートナーエンジニアアワード 最優秀賞」受賞おめでとうございます。

 

西郡:ありがとうございます。

 

原田:私がISAOにきて初めてニュースリリースを出したのがこのアワードについてだったので、すごく印象に残っています。

しかも個人アワードは今年から始まったんですよね?初年度で最優秀賞受賞って本当にすごいなって。

 

西郡:ありがとうございます。私が携わってるプロジェクトでは、いわゆる「サイバー攻撃」からお客様のサーバーを守るサービスを提供しています。そこでトレンドマイクロ社の「Deep Security」という商品をお客様のサーバーに導入して監視運用しているのですが、その実績を評価いただけたようです。

元々ISAOは「くらまね」というクラウドを中心としたサーバーマネジメント事業をやっていて、そちらで多数の実績があり、高評価をいただいています。そこから発展して、サーバーの上のアプリケーションまでセキュリティ対策をしてほしいという声から生まれたプロジェクトですね。

なので今回、セキュリティ部門の中で賞をいただいたんですが、「Deep Security」の導入の主要な部分を担当していたので、そこを評価いただけたのかなぁと思っています。

エンジニア経験「0」スタート

be-engineer

原田:でも、西郡さんは元々エンジニア職ではなかったと伺いましたが…?

 

西郡:そうですね。実は、私は元々新卒でゲームプランナーとして働いていたんです。なので、最初はゲームのキャラクターとかストーリー、システムを考える仕事をしていました。

その後、会社を変わってからはWEBプランナーとして働いていました。

どういうサイトをつくろうか、どういうサービスにしてどういう仕組みにすればユーザーが使いやすいかなどを構築する仕事にずっと携わっていました。

 

WEBプランナーとして、お客様に良いものを提供するのは大前提なんですけど、サイトを作ることに慣れてくると、ビジネスとして事業を収益化させることを考えることが多くなってきました。私はこれもプランナーの仕事の一部と考えてはいるんですが、プランナーとして後半になるとどうやって事業を成り立たせるかを常に考えていました。

 

原田:そういうことまでWEBプランナーってやるんですか?

 

西郡:うーん。もしかしたら厳密には一般的なWEBプランナーの定義とは異なるかもしれないんですが、私の考えは、プランナーというのは良いサービスを提供するだけではなくて、最終的に事業をしっかり黒字化させるまでがプランナーだと勝手に定義しています。

 

原田:経営的な目線まで必要な職種なんですね?お話を聞いているとマーケティング要素なども必要なんでしょうか?

 

西郡:そうですね。一般的にいうマーケティング要素もありますが、でも実際そんなかっこいいものではなくてやることの取捨選択、そしてその選択を突き詰めていくような仕事だと思っています。

 

原田:西郡さんの独自の「WEBプランナー」の定義がすごく幅広くて、WEBプランナーという印象がすごく変わりました。

 

西郡:一般的にはWEBディレクターだったり、WEBプロデューサーみたいにいわれる領域でもあるかもしれませんね。私はプランナーとして、そういう下積みを積んできたので総してWEBプランナーと言ってます。

 

原田:なるほど~。西郡さんはWEBプランナーだったんですね。

ISAOの「チャレンジングな環境」と「個人の成長」

エンジニアアワード受賞

原田:ISAOならではの「成長環境」を求められる社風がありますが、これまでのISAOの中でのご経歴を教えてください。

 

西郡:今のセキュリティプロジェクトに関わる前は、WEBプランナーとしてムービーフルPlusという動画配信のプロジェクトに携わっていていました。5年ほど携わって、そのプロジェクトも収益化にまでもっていきました。

 

原田:それから現在のセキュリティプロジェクトに変わった経緯は?

 

西郡:特に理由はなかったです。ただ、誘われたからやってみようかなって。その場の勢いでしたね(笑)。

 

原田:それって、ISAOでいう「個人の成長」のポイントだったんですかね?

 

西郡:そうですね。私的には全く新しい領域だったので、知識的にはほぼ0からのスタートでした。40歳過ぎてからの大きなチャレンジでしたね。まぁISAOはどんどんチャレンジしていこうっていう環境ですから、みんなそれぞれ頻繁にあると思いますよ。普通の会社だったら部署異動とか色々手続きとかいりそうですが、ISAOはそういうのもないですからね。

 

原田:そんなあっさり変わったんですか!職種的には大きな変化だと思うのですが、結構不安じゃないですか?エンジニア職って知識とか経験とか必要な分野かなと思ったりするんですが。

 

西郡:そうですね。普通ではあんまりないジョブローテーションだったかもしれないです(笑)。だから当然、苦労はたくさんありました。ただ、ISAOにはすごく技術力の高いエンジニア集団がいるので、本当に助けられたし勉強させてもらって、なんとかやってこれました。だから今回のアワードもたまたま自分が前面に立っていただけで、個人の力というよりはチーム力あってのアワードだと思っています。

 

原田:なるほど~。ISAOの他のエンジニアの方にもたくさんお話聞いてみたくなりました!

ちなみに現在、深く携わっているのはセキュリティプロジェクトで扱うトレンドマイクロ社の「Deep Security」という商品とのことですが、西郡さんのように元々エンジニア経験がなくても扱えるものなんでしょうか?

 

西郡: 扱えると思います。ただ、私自身まだエンジニアと言えるほどのレベルではないですし、経験がある方ができる事の幅が広いですね。

 

原田:なるほど。今後ますます増えていくんでしょうか?

 

西郡:私はセキュリティプロジェクトの立ち上げ時からこの商品を扱っています。立ち上げ当初は1社、サーバー2台の監視運用からスタートしました。

立ち上げから4年くらい経ちますが、約30社200台以上に増えました。

世間的にも、セキュリティ需要はかなり増えています。

ただ、実際に運用するとなると、なかなか難しいしそこまで手が回らないというお客様が多いので、そこをISAOが代行してお客様のサーバーをお守りするっていう役割のニーズも、合わせて増えていくと思います。

 

原田:日々の業務で、実際に攻撃を受けてるケースとかあるのでしょうか?

 

西郡:私自身この仕事に携わるまで、ニュースでよく「サイバー攻撃」とか見かけていましたが、どちらかというと他人事のように感じていたんです。ですが、このプロジェクトに入ってからは、日々ログを確認していると本当にびっくりするくらいの数の攻撃のアラートが出ているのが一目で分かりますし、実際に被害が出る一歩手前のアラートがでることもあるので、本当に重要な仕事だなと感じています。

 

原田:ということは、メディアで取り上げられているものはごく一部のもので、日々の攻撃は何万個とか??

 

西郡:そうですね。「億」とかじゃないですか(笑)?

 

原田:億!?想像を超える数ですね。ちなみに攻撃のトレンドとかも分かったりするんですか?

 

西郡:あります、あります。 組織的な犯罪攻撃を一斉に受けるとかもありますし、本当にさまざまですが。

その、攻撃の一歩手前みたいなアラートがすごく多いんですよ。

 

原田:攻撃の一歩手前とは?

 

西郡:被害が発生する一歩手前です。簡単に言うと、空き巣が集合住宅に侵入して、ドアノブを一軒一軒カチャッカチャッと空いてるところを探しているようなものです。

 

原田:すごい分かりやすいんですが、想像するとめちゃくちゃ怖いですね…。

 

西郡:そうですね。インターネットに公開したサーバーはほぼ攻撃はされうるということです。ただ、だからと言っていたずらに不安がらせないようにというのも心掛けています。

お客様には、本当に危険な攻撃だった場合はお伝えすることもありますし、チーム内で解決して通知すべきレベルでないものは不必要にお伝えしないこともあります。お客様によってもすべて知りたい方もいれば、そうでない方もいるので、ご希望に合わせた顧客対応をしています。

 

原田:なるほど~。お客様のニーズに合わせた顧客対応が重要なポイントになるんですね。

今後の展望

be-engineer

原田:セキュリティの需要はますます増えているとのことですが、今後西郡さんが目指すセキュリティプロジェクトの展望などあれば教えてください!

 

西郡:トレンドマイクロ社の「Deep Security」という商品は1度導入していただけたら、サービス終了してしまうなどのやむを得ない理由じゃない限り、ほとんど解約のない商品です。

いろんな環境に導入できるし、非常に面白い商品だと思っています。今後はありとあらゆるサーバーにこの商品を導入して、事業拡大していきたいです。セキュリティ商品単体でもアピールできるような展開も今後していきたいと思っています。

 

原田:最後に一つ個人的に聞きたいのですが…。西郡さんのようにエンジニア経験がない人でもエンジニアになれるのでしょうか?私は完全に数字の弱い文系頭なのですが、そんな人間でもエンジニアになろうと思ったらなれるものですか?

 

西郡:人は誰でも始めは未経験ですから。なれるかなれないかでいうと誰でもなれるんじゃないかな。ただ単に面白いと思えるかどうかじゃないですかね。コードを書いて、プログラムを動かして、入門書とか開いてみて、そういうことが自分で面白いと思えたら、エンジニアに向いているかもですね。

 

原田:そうですか!では、私にもまだエンジニアデビューの可能性はあるかも知れないということですね(笑)。

希望が湧いてきました!今日はインタビューありがとうございました!

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