バリフラットができるまで ③〜多数決では改革はできない

前回は、オープン化の前に「説明できる状態をつくる」ということについて書きました。

バリフラットに至るまでは、「いままでの状態」をかなりドラスティックに変えていく必要があったのですが、その時にどう決断し、どうドライブしていくべきなのかという話を今回は書きたいと思います。

なぜ変化することが必要なのか

 

組織は生き物です。

ですから、どんな会社でも、状況に応じて変化していかないと、段々疲労を起こして、そのうち機能不全に陥ります。

 

作った当時は意味のあるルールややり方であったとしても、長い間同じものを運用していると、余計なものがくっついてきたり、時代に合わなくなってきます。

 

作った当時の精神を持続し続けることも不可能ですし、周りの環境はすごいスピードで変わっていきます。

 

よって、どの会社でも「変化しなければならない」ということは必然なのです。

改革は痛い!?

 

時代に合わなくなってきても、変化できる組織は多くありません。

変えられずに惰性で同じことを繰り返すだけの組織は、当然パフォーマンスが落ちていきます。

 

「改革をしなければいけない」

 

多くの人は感覚的にわかっています。

 

でもできない。なぜか。

 

簡単に言えば、「改革は痛い」からです。

既得権益を失うことや、自分がやっていることを変えていくことに、人は自然に抵抗します。

 

ですから、改革がドラスティックであればあるほど、「やりたくない」と思う人が多くなるのは当たり前なのです。

多数決は取ってはいけない

 

決める時は多数決をとってはいけません。

それは、多数決を取れば、多くの場合「変えない」勢力が勝つからです。

 

リーダーが覚悟を持って決める。それしか改革をする方法はありません。

民主的に話をする

 

多数決をとってはいけないと言いましたが、それは「一人で勝手に決める」ということではありません。

たくさんの人と話しをしなければなりません。

 

また、元々の自分のアイデアにこだわることも禁物です。

 

人と話すと、自分一人では見えなかった側面も見えるようになりますし、それが見えることで、決断の方向性を変えなければならないこともでてきます。

 

リーダーはしっかり話した上で、自分のアイデアをブラッシュアップし、決断をするべきなのです。

多数決ではできなかった決断の例

 

ISAOで過去決断し、変化したもので、多数決では絶対にできなかったことの例を少しあげてみたいと思います。

 

・昇格の英語基準の導入

チームのグローバル化に必要な英語基準の導入。90%くらいの人がNOだったと思います。

 

・デスクの間仕切り/モニターの撤去

社内の見晴らしをよくするという目的で、デスクの仕切りや、居室の中心部のモニターを撤去しました。

特にエンジニアからは大きな反対がありましたが、のちに壁際に高精度モニターをたくさん置くことになり、なんとか理解を得ました。

 

・日本語を全く話せない外国人の採用 

「効率が落ちる」ことは間違いなかったのですが、中長期でのチームのグローバル化を見据え実行。

みんなで苦しみながら、チーム作りをやってきました。

 

・小さい昇給の廃止

以前は「月一万円の昇給」などがありましたが、2011年に細かい昇給を廃止しました。

本題と外れるので詳細の理由はここでは割愛しますが、当時のマネージャーたちのほとんどが反対しましたが、押し切って廃止しました。

 

 

・自社サービスへの投資

特に始めたばかりのころは、「なんで自分たちが稼いだ金を、いつ収益化するかわからないサービスに投資し続けるのか」という人が多くいました。

 

このように、クリティカルで、賛否が別れる決断であればあるほど、多数決ではなく、リーダーが責任をもって決断しなければなりません。

 

「いつも多数決で決めてた」という方は、ぜひこのやり方を試してみてください。

 

連載④〜オープンが先か、フラットが先か

 

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