Capistrano3でWordPressのデプロイをしてみる

Capistrano3を使って、自ホストに最新版のWordPressをデプロイしてみたのでその手順をログとして残しつつ、デプロイツール「Capistrano」の理解を進めていこうと思います。
事前準備として、デプロイ用の環境をAmazonEC2にt2.microインスタンスとしてラウンチして、WordPressが動作する環境(Apache+MySQL+PHP)、Rubygem(とRVM)、そしてCapistrano3のインストールまで出来ている状態で記載しています(この辺の事前準備の手順も後日TIPSとしてまとめたいと思っていますが、今回は省略します)。

さて、早速手順に入ります。
はじめに、デプロイプロジェクト用のディレクトリを作成して、Capistranoをインストールします。

Capistrano3ではマルチステージデプロイ機能がデフォルトでONになっているので、単にcap installを行っただけだと、productionステージとstagingステージが作成されてしまいます。
今回はテスト用に自分のローカルホストのみを対象にデプロイを試すので、testステージのみのプロジェクトを環境変数STAGESの引数に指定します1

次にCapistranoの初期設定を行います。必要ならば、プロジェクトディレクトリ直下に作成されたCapfileを編集します。

今回はrvmやrbenvをデプロイに使わないので、編集項目はありません2

続いて、デプロイ環境(サーバ)の設定を行うため、config/deploy/test.rbを編集します。

そして、config/deploy.rbにデプロイ内容を設定します。

実際にデプロイしてみる。

上記のようなログが出力され、ドキュメントルートへの最新版WordPressのソース展開まで成功しました。
今回はここまで。次回はデータベースの作成や初期設定を直前タスクとして挿入して、さらにWordPressの設定ファイルの書き換え、GitHubからWordPressテーマをダウンロードするところまでやってみようと思います。

参考サイト


  1. もし複数ステージが必要な場合は、カンマ区切りで引数を指定します。 
  2. 必要に応じてrbenvやbundlerなどデプロイする環境にあわせてGemfileをrequireしておきます。 

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